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私の今年の大ヒット

昨日は毎月恒例の文学研究科のインタビューのお仕事に行ってきました。

今年2月から始まったこの「Lab.letters」インタビューも、訪問した先生を数えてみたら昨日でちょうど40人になりました。happy01

このインタビューシリーズは文学研究科の公式WEBサイトのリニューアルと同時に企画されたものです。最初、全教員120名以上と聞いて、永遠に終わらないような気がしましたが、40人までくると最後までいけそうな気がしてきました。

とにかく毎回興味深いお話ばかりで、文学研究科のエッセンスを先生から直接聞くことができるというかなり役得なお仕事です。そして、毎回、「これもサイエンスなんだなー」などと、何をいまさら言っているんだというお叱りを受けそうなことを実感しています。これまで自分が考えていたサイエンスの範疇というものは狭かったなーと反省しきりです。開眼する機会をくださった方々にはほんと感謝しております。

研究対象が人間の内なる自然であるとでもいいましょうか、真理追求のアプローチは自然科学と同じなのだと感じています。
そして、文学だって、芸術だって、哲学だって、考古学だって、心理学だって、経済学だって、地理学だって、科学や技術と密接に関係していることも、うすうすはわかっていましたが、とてもはっきりとなったのは、このインタビューシリーズのおかげです。

昨日のお一人目の先生は、19世紀ロシア文学がご専門。プーシキン、ゴーゴリ、ドストエフスキー、トルストイに継ぐ5大作家のひとりと言われるゴンチャローフの作品『オブローモフ』についてお話をお聞きしました。この作品が生まれた背景にも科学技術が無縁ではありませんでした。

19世紀、科学技術の進歩ともに、「観察する」という科学的思考が発展して、社会を観察する、人物を観察することに関心が持たれるようになり、そこから人物描写を細かく描くロシア文学のリアリズムが生まれてきたのだそうです。

では、現代の日本だったら、どんな科学技術を背景とした文学が生まれていくのでしょうね。なーーんて考えるのが楽しいんですよ。

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