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サンクコストと思い込み効果

 高い化粧品や美容機器を買うほど、きれいになる(かも)の法則を最近考えました。

 きっかけは「サンクコスト Sunk Cost:埋没費用」という経済用語の話を読んだことから。

 その中に、彼女から別れ話を切り出された青年が、散々貢いだ彼女と別れたくなくて、さらに高価なプレゼントをするという話がありました。未練が更なる投資をさせてしまうのです。

 賢い企業であれば、これ以上投資をしてもだめだという見切りポイントを適切に見極め、あっさりと投資をストップします。そして、それまでの投資は「サンクコスト」として諦めるわけです。ここで、未練がましく投資し続けると会社の命取りになるというわけです。

 さて、人はなぜ諦め難いのかというと、過去の自分の行為を否定したくないという気持ちが働くからだそうです。撤退することや、諦めることで、過去の過ちを認めるのが嫌だというわけです。なーーるほど~。coldsweats01
 過去をリセットして、ゼロから未来を考えるのはなかなか勇気がいりますもんね。


 そんな話を読んで考えていたら、逆に過去の自分の行為を否定したくないという気持ちが結果をもたらそうとすることもあるのではないかと思いました。

 例えば。
 高い化粧品を買った人 その効果は中味だけではなく、「高いものを買った自分は間違っていないと証明したい」という気持ちによって、化粧品以外の美容にも熱心になり、その結果、お肌の調子がいいとかになり、それを「高い化粧品」を買ったことによる効果だと自分を納得させているのではないか。例えば、洗顔も念入りになったり、寝不足しないようにしたり、頻繁に使ったりと、せっかくの高い化粧品の効果を高めようとする行いそのものが効果をもたらせていると。

 これ、化粧品だけでなく、健康食品とか「個人によって効果に差があります」というモノでは同様のことが言えるのではないかしらんと。

 さらに、これ、「お布施」のように、時間や労力、お金など、つぎ込んだ分「シアワセ」が来てほしいと思うことにも似ていて、その効果も自分自身が作り出しているってことがあるのではないかしらと。

 共通しているのは「信じるモノは救われる」っていうところでしょうか。信じた結果は、信じた対象が自分に効果もたらしてくれたように見えて、実は「自分の行いは正しい」としたい意識が、自らの行動を変化させ、結果的に効果をもたらしているのかもしれません。

 そんなわけですから、思ったほどの効果が無いと感じた場合、見切りポイントを見失い、さらに投資し続けてしまうなんてこともあるわけです。

 というわけで、高い化粧品、高い美容機器を買うことによる効果はあるのではないかというお話でした。他人から見れば埋没費用でも、その効果は侮れないかもです。

 ただし、個人によってこの思い込みには差があります。よね?coldsweats01

 
  

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