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ジブリの絵職人 男鹿和雄展

 ジブリの絵職人 男鹿和雄(おがかずお)展に行ってきました。昨年夏に東京現代美術館で開催され、話題となった展覧会が札幌に来たのです。たぶん昨年は無かったであろうポニョも少しだけ加わっていました。

 見ごたえがあり、ひとつひとつの作品からアニメが穏やかによみがえってくる、それはそれは素敵な展覧会でした。ほとんどのアニメ作品を見ているせいなのかもしれませんが、空気や風までもが伝わってきて、心地のよい時間が過ごせました。

 前も書いたかもしれませんが、同じ「描く」でも、芸術絵画は画家の自己完結でよくて、デザインは社会に迎合するものだと思います。アニメの背景画はそのどちらでもないなと感じました。全体の物語があり、コンマ何秒で動くアニメーションがあり、それを支え、際立たせ、アリバイと成るべき存在が背景画。全体との連携の中でしか存在意義が無いはずなのに、その一枚一枚にも独立した美をあり、作品になっている。器のような存在と役割とでもいいましょうか。普段感じない感覚が宿るものでした。


 9月15日までだそうです。札幌近郊で行ってない方はぜひどうぞ!!!すでに10万人超の観客動員というのもうなずけました。

 札幌芸術の森の入口で「入場90分待ち」と表示されているのを見たときはちょっとひるみましたが、80分ほど並んだ長蛇の列はきれいなお庭のせいかさほど飽きもせず、中に入っても「トトロ」までは人の流れが悪かったのですが、その後はけっこうぶらぶらと見れるほどに人が散逸になりました。

 見ている人が「あのシーンだ」と口々に言うのがおもしろいです。もちろん私も「サツキが走っていく道だ」とか、「タヌキがテレビを見るシーンだ」とか、背景画だけで思い出せるのですから、男鹿さんの背景画は無意識のうちに記憶に残っているものだと驚きました。中でも「トトロ」と「もののけ」は思い入れもあってじっくり見ました。すべての作品を見るのに2時間半ぐらいかかったでしょうか。もっと居たかったのですが、、、

 これから行く方にオススメなのは、入口で借りる(有料)ヘッドフォン型の音声ガイドです。アニメの音楽やトトロのサツキ役の日高のり子さんの案内がワールドにさらに色を添えてくれました。

 こちらに観覧料割引クーポンあります。

 

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コメント

私は、6日の午前中に行ってきました。入場制限はかかっていませんでしたが、たしかに「トトロ」コーナーは混んでいましたね。
どれも素敵でしたが、特に、「空の色」と「光と闇」に魅せられました。

aの母さまも行かれてたんですね。そうなんです、日曜日はめちゃめちゃ混んでました。
トトロの一枚一枚はセリフの声が浮かぶので長居しちゃいました。そんな人、多いのかも。空の色、きれいでしたよねぇ。闇で印象に残っているのが墓石のように表現した新宿副都心です。展覧会の後、またアニメを見たくなりました。

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