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学者列伝

 山もなく、谷もなく、ひたすら淡々とした海藻学者の回想録。happy01

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 『わが海藻研究五十年』山田幸男著
 3ページも読んだら寝てしまうかと思ったら、一気にほぼ半分まで読めた。不思議とこの先生の品の良い文章に私は誘われてしまっています。夏目漱石ぽいとでもいいましょうか。

 実は北大理学部・生物科学科(生物学)のWEBで準備中と掲げている「学者列伝」のコーナーで紹介するお一人目がこの故・山田幸男先生です。本当はサイトオープン時に間に合わせたくて、ぎりぎりまでリライトを繰り返してみたものの、門下であられる先生方に納得いただけるものにならなかったのです。

 お一人目でこんなにつまづいているようではこのコーナーを継続するのは難しいのではないかと私も思いましたし、WEB制作全般の担当の先生も思われました。このコーナー自体を取りやめる案が担当の先生の口から出たぐらい、実は過去の人についてWEB用の短い文章で表現することは容易ではありませんでした。他にもいろいろ理由があると言えばあるのですが。

 取りやめの提案が出たときは、重すぎる荷を降ろせると私も賛同しかかったのですが、半日ほど考えて思い留まりました。私の不徳で無くしてしまってはいけない大切なスピリットがこの小さなコーナーにはあるように思ったからです。

 それは「リスペクト」ということに尽きると思います。

 高校生や学部生を対象としている学科サイトにあって、この学科を通して未来を築いてほしいというメッセージだけでなく、先人あっての学び舎であることを伝えたいという気持ちが企画立案の最初からありました。
 それも、誰もが知っているような成功者や有名人でなくても、北大の生物学を支えてきた多くの先生たちには志があり、功績があり、ご苦労があったことを、そして、そのおかげで今の教育と研究の環境があることを知ってほしかったのです。

 さらに、今から学ぶ人たち、今学んでいる人たちに「今度はあなたが次につなぐ人・・バトンを渡す人」になってほしいという願いがあったからです。

 まあ、そんな気持ちほど大袈裟なコーナーではありませんが、企画に込めた気持ちはこんな感じです。それを取りやめの提案が出たときに思い出して、「アップの時期をずらしてでももう一度書かせてください」とお願いをしたので、現在、準備中の看板を付けつつもコーナーが存在しているのです。というわけで、ボチボチと仕切りなおして、参考文献も増やして、再トライしているところです。
(こうして、まるで知らなかった海藻にもくわしくなっていくのかなぁワタシ・・・・あははは・・・coldsweats01


 サイトがオープンして間もない頃に、S山先生に、「一番楽しみにしているのが学者列伝のコーナーなんだけど」と言われ(さすが科学史)、すごいプレッシャーshockを感じているんですけど。うーーん、S山先生も実は山田幸男先生について書いていおられ、その文章も参考にしているんですけどねぇ・・・・代わりに書いてほしいよ~というのが本音だったりcoldsweats01

  

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