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ジュニアサイエンスカフェはいいですねぇ

 昨日のエントリーに引き続き、サイエンスパーク2007の感想を書きます。
 今年のサイエンスパークではなぜか3つのジュニアサイエンスカフェがプログラムに入っておりました。どうして道庁の方が3つも入れたのか、そのいきさつはまったく知りませんが、「真新しさ」をまずは狙ったのではないかと推察します。

 その3つのうち2つに参加しました。1つはCoSTEPが主催する、CoSTEP応援団のAちゃん(中2)がファシリテーターになっての「ジュニアによるジュニアのためのカフェ」と、もうひとつはJSTが主催する、釧路高専や苫小牧高専の先生方がお話しつつリードする「おとなによるジュニアのためのカフェ」でした。

 一人の参加者の保護者的には、どっちもとっても有意義でした。スタイルはまったく違うのですが、どちらもたいへん工夫されていて、コミュニケーター的にも、いやーー勉強にもなりましたよ。こんど9月2日に初ファシリテーターに挑戦する長男君にとっても、いい体験になったようです。


 CoSTEP主催の方は、Aちゃんがゲストの方とやり取りしながら準備して流れを決められたそうです。Aちゃんにとってすごい経験だろうなぁと想像します。60人定員のところに100人近い子ども達が来てましたが、テーマだったロボットについての子ども達の質問がかわいい。どんどん手が上がってゲストの方がたじたじになっているのも愛嬌でした。
 ゲストの方が話し上手で、「こどもたちに慣れた先生だなー」と思っていたら、なんと学部の4年生だそうで、お見それいたしました(笑)。
 実際にロボットが触れたので、こどもたちの満足度はさらにアップしていたのではないでしょうか?

 あと、支えていらしたおとなのみなさんもステキだなーと思いました。朝10時から整理券配布の列にチラシを配っていらしたA瀬姉さんや、もくもくと写真を撮るWさんや、応援にかけてつけていたおとなの皆さんがAちゃんに静かにエールを贈っているようでした。いい環境だねぇとしみじみ思いました。

 さて、JST主催の方のカフェはまったく期待していなくて(すみません)、それも最後のプログラムだったので整理券も余ってますなんて言われて行ったのですが、びっくりするほどおもしろかったんですよ、これが。ほんと残り物にも福があるんですねぇ。

 最初ちょっと先生のレクチャーっぽいのかなと思っていたのですが、テーブルごとにだいたい6人ぐらいでやる実験が始まると、あっというまにワークショップモードになり、そのテーブルの子たちがすぐにワイワイと仲良くなって実験しはじめたのに驚きました。液体窒素を使った数々の実験ですが、なにげに工夫されているものばかりでした。

 こちらの方は先生の方からこどもたちに質問がされたのですが、小学生の3、4年ととおぼしき子ども達が液体窒素温度やら、空気の窒素と酸素の割合やらをハイ、ハイ、ハイ、と手を挙げて答えている様子をみつつ、いつまでも科学への興味を持ち続けてほしいと願わずにはいられませんでした。

 おとなの私もはじめてお目にかかったのが最後に登場した「ペルチェ素子による発電」でした。子ども達の手のひらの上に小さな素子板を載せ、その上に氷の入った入れ物を置くと、手のひらと氷の温度差で、素子につないだプロペラがビュンビュン回ったのには正直びっくり!
 先生も、「この素子を使って北海道で温泉と雪を使って発電できるんだよ」とのお言葉に、思わず夢見てしまいました。(ペルティエ素子ともいうそうです)

 レクチャーのようでもあり、ワークショップのようでもあるのですが、やっぱりこれもサイエンスカフェのひとつのスタイルなんだろうなぁと思った次第です。なぜなら、先生と子ども達、子ども達同志、それぞれのコミュニケーションを楽しみながらサイエンスに興味を持つことができたと感じたからです。勉強や授業とはやはり雰囲気の違うものでした。テーブルごとにはりついていた先生たちもほとんど手も口も出さずに結構自由にさせていたのもなにげによかったんですよ。子ども達はどんどん新たな思いつきをしてそれを試してみたりしていましたから。

 ジュニアサイエンスカフェもいろいろ可能性がありそうですね。きっとうちの長男君にも彼なりのサイエンスカフェ作りがあることでしょう。できるだけ尊重してあげたいと思いました。

 さて、二つに共通しておもしろいと思ったのが、どちらも子どもたちと一緒に保護者が参加していることです。当たり前のように思うかもしれませんが、私にはこれは新しい体験でした。遠巻きにですが、一緒に聞いている人がこどもの人数に匹敵するほどいたということです。

 このおとなたちは子ども達の場を通して実はサイエンスに少なからず近くなっているはずです。この機会をもっと活かせないものかと考えちゃいました。直接は相手にしてないのだけど、密かなるターゲットとしてこちらが意識してみるとおもしろい設計ができるかもしれません。

 あーーもうこんな時間。M姫様登場のサイエンスショーの感想まで書けずに今日のところは終わりにしまーーす。

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コメント

”ジュニアによる”は画期的ですよね。見たかったー!
A瀬さんもWさんも裏方さんで参加されたのですね。去年の経験が生かされたようで良かったですね。

ジュニアもシニアもマニアも、サイエンスカフェは楽しくなくちゃー。だってお茶飲み話なんだから。まだまだ、遊び方があるよなーって思いました。早く白くまカフェやりたいです。

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