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心理学もサイエンスでした

 本日のペンギンカフェのゲストは「心理学」の方。いやーー面白かったですねー。

 心理学って文系のイメージというか、サイエンスという感じがしてなかったのですが、とんでもなくサイエンスでしたね。かといって脳科学でもなく、医学でもなく、、、人間を扱った科学そのものっていうところでしょうか。とっても新鮮でした。

 記憶の曖昧さの実験をやってくださいましたが、まんまと「体験していないことを体験した」と思い込んだ自分に驚きました。実験だと思ってすごく気をつけているにも関わらず引っかかりましたよ。
 記憶って後付されているというか、呼び出される度に記憶自体が変わっていくプロセスがあるとのこと。我が身を振り返ると、誇張された話がどんどん誇張され、自分でも本当にそうだったと思うようになっている記憶があるなと。

 目撃証言も後から加えられた記憶である場合もあるのだとか。この実験もしてくださいました。「見たまま」を記憶するのではなく、「何に見えたか」に時間とともに引き寄せていき、見たと思ったものの形が変わって記憶されるという実験です。なーーるほどでした。(これは被験者になってみないとわからないですね)

 社会的な現象としても、虐待を受けたことや、エイリアンにさらわれたということなども、体験していないのに体験したと思い込むこともあるそうです。しかし、本人は「体験した!」と「信じて」いて、「うそをついている」という意識がないのです。どうしてこのような不思議なことがおきるのか、そのメカニズムについても簡単にご紹介してくださいました。

 ペンギンカフェで聞くだけではとってももったいないお話でした。これ、サイエンスカフェ札幌でもやったらとっても面白いと思いますよ。(←誰に言っている?)


今回のゲストの方のおすすめ本(ペンギンカフェでの配布資料より)

【記憶一般】

●『記憶のふしぎがわかる心理学』高橋雅延(日本実業出版社)

【自白・目撃証言に関する新書】

●『自白の心理学』浜田寿美男(岩波新書)

●『証言の心理学-記憶を信じる、記憶を疑う』高木光太郎(中央公論新社)

【偽りの記憶についてより詳しく知りたい方へ】

●別冊日経サイエンス 特集 脳と心の科学 心のミステリー (p.70-77)
「偽りの記憶を作る」E.F.ロフタス

●『抑圧された記憶の神話-偽りの性的虐待の記憶をめぐって』E.F.ロフタス・K.ケッチャム著 仲真紀子訳(誠信書房)

●『目撃証言』E.F.ロフタス・K.ケッチャム著 巌島行雄訳(岩波書店) 

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コメント

人文科学ですね。CoSTEPのサイエンスカフェでも人口学とか社会心理学をテーマにしていましたよね。教育学もか。
多岐に渡っていて、いいですね。

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