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ワーキングプアについて考えた

 見るとはなしに見てしまいました。Nスペ「ワーキングプアII」(働けど豊かになれず)

 「やっぱり」と思ってしまいました。北海道で札幌市以外の町を歩いてみれば、そう思わずにはいられません。


 規制緩和が進むなか、市場原理についていけなかった中小企業。

 グローバル化による賃金下落。

 都市と地方の地域格差増大。

 母子家庭、高齢者急増についていけていない社会構造。

 などなど、くっきりとした要因と現状はわかりましたが、

 しかし、これといった対策案が見えてくるわけではありませんでした。しばし考えてみます。


 さて、身近な問題として「スタディイングプア」(こんなことば実在してません。私の造語)があります。

 「勉強すれど豊かになれず」

 大学出の就職は悪くないようですが、ドクターになるとかえって職探しが厳しいというのが現状。最短、大学で4年+5年=9年かけて勉強しても、「派遣」、「パート」、「月収20万を切る」人たちが増えたとしたらこれもまた「ワーキングプア」の温床だと思います。あと10年もすれば生活保護を受けるドクターがいることが予想されます。(Nスペさんこっちも取り上げてください)

 「ワーキングプア」というのは、一度その軌道にはまるともう軌道修正が難しいわけです。「スタディイングプア」も同様に、ドクターを出るころには軌道は狭まっており、さらに年齢という要因が修正をさらに難しくします。サクセスとしての研究職という軌道に移れる人はわずか。それもそれで不安定だったり。

 昔からまじめに勉強する人ってお金には縁が薄く「蛍の光、窓の雪」も少なくなかったけど、現代でこれではねぇ、若い人たちの勉学意欲、勤労意欲は盛り上がりませんよ。ニート増えると見た。

 なにげに他人事ではないSalsaでした。


 せっかくなので、書籍紹介。サイエンスアゴラでサイコムさんに献本していただきました。大学生とその親は一通り読んではいかがでしょうか。
 ドクター途中の方(おとなりさん)にはお勧めしません。たぶん今さら読んでも手遅れですので、もうあとはわき目も振らず勉学に突っ走っていただきたい。

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 失敗しない大学院進学ガイド

 

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コメント

M姫は大学院進学を決めた時から、『特に女性はドクターを取った方が就職が無くなる』と言われ続けていました。そんな雑音が入ると集中して研究出来なくなってしまいますよね。(ドクター中退したのはそれが原因ではなけど・・・。)

ドクターは増え続けているのに、アカデミック職は減っている→でも当の学生達はアカデミック職に就きたい。→M姫的にはもう少し自分の可能性を広げてみたら?と言いたいけど・・・。

でも、実際に引き受ける会社の立場かのが現ら見ると、ドクターを取りたくない気持ちも分かるような気が・・・。今の日本では、ドクターを取ったからといって何が出来ると保障されていないですよね。ドクターの基準は各研究室に任されていますから。CoSTEP修了生と同じくらい不明確(言いすぎ?)。

と言う事で提案!ドクターは全員インターンシップにいく事!Salsaさんのところに!鍛えられます!

本!!
どうせなら去年紹介して欲しかった!

私が経営者なら年齢に関係なくいい人を採りたい、けど、年齢に見合った月給をあげなくてはならないとしたら、若い人の方を採りますよね。
さらに同じ27歳ならドクターより企業転職者の方を採るだろうなー。Dを積極的に雇用する理由がないのが現実なんじゃないかな。だから企業枠はあきらめて、研究職枠が増えないとならないわけだけど、少子化で大学の規模も縮小されていくとかになれば、さらに厳しい展望。
付加価値をつけるか、せいぜいMを終えて一回就職して、それでも研究したかったらDに行くとか、27歳まで一気に行くのは冥王星軌道じゃないかな。知らなかったで進むものではないし、だいたい、こんな雑音にめげてるようじゃぬるいって。開き直って好きな勉強したらいいと思う。就職したって、研究だって、競争社会であることに変わりない。


来年、インターシップ採用考えてますが、うちみたいな超ベンチャーに誰も来ないよね。(笑)

ogagaさん、この本出たばかりですよ。
それに、ogagaさんは心配ないんじゃない?研究職より企業職に向いていると思うな。

ドクターより企業転職者ですか。

和食屋と塾以外でバイトしたことが無いのでわかりませんが、そんなに企業経験はでかい気がするものですか。

去年の1期生に博士課程の学生さんが数人いましたが、彼らはみんな優秀でしたので、博士経験者が使えないという気はしないのですが…

私の人生(職業?)を、、、時給で計算してみると。。。

30代でW大の修士課程を卒業して、研究の仕事をしている今より、、、、、昔、、20代の頃、短大卒の学歴しかない状態で、「しゃべりの仕事」をしていた時のほうが、ずっと、ずっと高いです(笑)

修士を出た後、ドクターコースに進むかどうか迷ったけど、多くの人に「(私の場合)年齢のこともあるし、就職したいなら、修士で大学を出て行ったほうがいい(ドクターに進まないほうがいい)」と言われました。

ogagaさん、企業経験と研究経験は同じモノサシで測れません。優秀かどうかではなく、「あなたはこの会社で何ができると思いますか?」と聞かれた時に、「これまでの経験が活かせます」という人の方を採るだろうというだけのことです。

一星姉さん、自分で納得しているのならそれはそれで幸せですよ。給与うんぬんではなくて、やりたいことで生計を立てているという充実感は給与とは別の報酬なのでは。

買いました、この本。
salsaのHP上をクリックして、アマゾンで。
もちろん、来年3年になる上で将来を迷っている某大学工学部の息子のためにです。
ありがたや、ありがたや・・・。

buenaplantaさん、おおきに。
実は設定してみたもののアソシエイトよくわかってない私です。このブログを通して買うとどうなるんだろう。明日が楽しみ。

すごい。
こういう話題はコメントの付き方が違うんですねえ。などと他人の庭で感心してる場合じゃないですが。

>> たぶん今さら読んでも手遅れですので

一般論としてはそうでもないです。
僕の同期達はずいぶんドクターの途中でいなくなりました(そして皆、今の僕よりは安定した立場にいます)。ああ、あれが最後の社会復帰のチャンスだったんだなあ(遠い目)。

>> 来年、インターシップ採用考えてますが、うちみたいな超ベンチャーに誰も来ないよね。(笑)

再来年なら…
きっと無職だし…
いやいやいやいや。

ogaga様、みなさま

北大工学部には、そんな悩める学生さん達のためにCEEDと言う組織があります!

http://www.ceed.eng.hokudai.ac.jp/

CEEDでは企業の人を呼んで授業をしたり、インターンシップ研修(海外にも行けるんだって!)を行っておりまあす!
ご活用くださいませ。

sueさん、そうね、途中でも読んでおくのはいいかもね。
再来年、トライお待ちしてまーーす。

M姫さん、CEEDですか。これ姫も行ったのですか?インターンシップは双方にとっていいシステムだと思います。これを大学生の時に体験しておくことは極めて重要。就職しないとしても行ったらいいと思う。私も行って、いろいろ開眼しましたよ。

あーCEED。ありがとうございます。
ここ1,2年くらい前からできたやつですね。

学生の評判はちょっとうろ覚えなんですが、「大学が手助けしてくれるから助かる」と「手続きが面倒くさくて、自分でやったほうが早い」と2つあった気がします…。

でもせっかくの制度ですので、帰国したら行ってみます~

ogagaさん、何でもできそうだからなー、迷っちゃうよね。

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