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がんばっただけじゃないのね

 昨日のNHK「クローズアップ現代」をご覧になりました?

(NHKサイトより引用)

10月17日(火)放送
日ハム優勝に秘密あり


25年ぶりのリーグ優勝を果たした北海道日本ハムファイターズ。長い間低迷を続けていたファイターズが、なぜ急に強くなったのか。背景には、就任4年目のヒルマン監督が、これまでの、アメリカ流「ベースボール」一辺倒から、日本流「野球」の良さを取り入れるように変化したことがある。それを示すように、去年までリーグ最低だった送りバントの数は、リーグ最多に。外野守備力も、西武の黄金時代を知るコーチの緻密な指導で、大幅にアップ。個々の選手が、チームのために課せられた役割を果たす、「日本流全員野球」で勝利を重ねたのだ。球団側も、ヒルマン流「野球」を支えるために、選手の能力を数値化するシステムを1億円かけて導入。選手獲得の戦略作りに活用している。ヒルマン監督や選手、球団幹部のインタビューを交えながら、今年のファイターズの強さの秘密に迫る。
(NO.2310)

スタジオゲスト : 生島 淳さん
    (スポーツジャーナリスト)



 アメリカやヨーロッパには「スポーツ財政学」なるものがあるらしく、日本ハムファイターズはそれを応用して独自の選手評価システムをつくったのだそうです。今までスカウトの主観的な評価に頼っていたわけですが、それを客観的数値で評価することで、他球団でお荷物の選手でも自分のところではお宝に変身することがわかったというわけです。

 例えば、マイケル中村はアメリカでは一勝もあげられなかった選手なのに、日本ハムではリリーフとして十分なカーブを投げられると判断。他球団が一億近く選手を獲得している年に、日本ハムはどこの球団もノーマークだったマイケル中村を3000万円で獲得していたのだとか。

 巨人のように、「高い買い物していれば、いいチームができるか」というとそうでもないように、安くてもいい買い物をすれば、勝てるチームができるというわけです。その自分のチームにとっての“いい”とは何なのか?それを判断するのが日本ハムの独自の選手評価システムだったそうです。

 これはいろいろなことに応用して考えてみるとおもしろいなと思いました。お金のない市町村でもいい人材、いい産業を安い資金で持ってくることができるかもしれませんよね。ねらい目を見定めさえできればの話ですが。

 このように、ひとりひとりのはまりどころが上手ければ、チーム全体で勝てるようになるというわけです。ふむふむ。

 もうひとつ今年の飛躍には、ヒルマン監督の脱アメリカ野球があったそうです。昨年5位に終わった日本ハムは、バントをあまりせず、飛距離のある選手を多用して、大型得点を狙っていたとか。それが今年はバント数がリーグ1位となるほど、一点にこだわる野球をしたそうです。

 また、「押さえのキャッチャー」という考え方をして、押さえのピッチャーとセットで交代させました。アメリカはピッチャーが配球を考えますが、日本はキャッチャーが配球をリードする役割があります。押さえのピッチャーごとに投げやすいキャッチャーがいることに気がついたヒルマン監督が、ピッチャーとキャッチャーをセットで変えるという大胆な策をとったのだそうです。

 最後にコメンテーターの方も言ってましたが、日本野球を意識しつつも、その考え方を大胆に変えるあたり、やっぱりヒルマン監督はアメリカ人なのかもしれません。

 パリーグで優勝するだけの裏打ちされた理由があったわけですね。

 今週末からの中日との日本シリーズでも結果がでるでしょうか?楽しみですね。


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